商品説明
40年代~50年代に製作されたダブル仕様のヴィンテージカバーオールを生地から縫製まで忠実に再現したLe Sans Pareil(ルサンパレイユ)のダブルカバーオール「CMS TRADITIONAL DOUBLE COVERALL(トラディショナルダブルカバーオール)」をご紹介。
le sans pareil(ルサンパレイユ)は、1894年にフランス・ローヌ地方で、デジャン氏とボニー氏によって創業された老舗フレンチワークウェアのブランド。
密度高く織り込まれたモールスキンは、当時としては画期的な耐久性を誇り、普段からより丈夫な作業着を求めるワーカーの間で瞬く間に普及。
伝統的なモールスキンを使ったワークウェアや料理人用のプロ仕様なウェアなど、幅広く展開するワークウェアメーカーでした。
「Le Sans Pareil 」はフランス語で「比類のないもの」という意味があります。
それを裏付けるように当時の商品は、現在のヴィンテージマーケットで非常に人気の高いフレンチワークブランドの一つとなっています。
70年代くらいまでを最後にブランド名を冠したウェアの生産が停止し、事実上ブランドは消滅しましたが、2019年秋冬より新たに本格始動。
当時の製品を元に、素材・ディティール・糸の太さから運針数まで日本国内工場にて忠実に再現しています。
当時のモノとは異なったサイズフィッティングで、幅広い着こなしが楽しめるブランドに進化しました。
こちらは1940年代~1950年代に製作された、ヴィンテージでは非常に希少なダブル仕様のカバーオールを基に、国内工場で生地から縫製まで忠実に製作した、現行Le Sans Pareilのダブルカバーオール。
当時のフレンチカバーオールのディティールで特徴的な、湾曲したカーブを描く襟・ポケットの形状・縫い合わせる糸の太さ・さらにそのステッチの運針数をも再現したという、ヴィンテージ愛に溢れた一着です。
袖口はカフス仕様で、左胸に貼りポケット、右胸に内ポケット、腰位置に大き目の貼りポケットが配置されたデザイン。
両脇、背面の縫製は生地を巻き込んだ丈夫な巻き縫いで、ワークジャケットらしいタフな縫製仕様です。
シルエットは程よくゆったりなボックスシルエット。
少しオーバー気味に着こなしたいならワンサイズ上げても良いサイズ感。
Le Sans Pareilのシングルタイプのカバーオールとシルエットは似ていますが、こちらのダブルタイプの方が、着丈を少し短く身幅を少し広くボックス型に仕上げられています。
ダブル仕立てによる、貫録のある雰囲気もシングルにはない魅力の一つ。
本体の生地に使用される、le sans pareilの命とも言えるモールスキン(横朱子織り)は高密度に織り立てられ、肉厚で上品な光沢を帯びています。
これは、当時のワーカー達に好まれた、肉厚でタフな生地を日本国内で再現したもの。
様々な解釈のあるモールスキン生地ですが、こちらは毛羽のないタイプ。
カラーにもそれぞれ役割があり、当時、ネイビーは工場や工事の現場で、ブラックは市場や農業関係、アイボリーは石材関係(石工)で作業着として好んで着用されていたという歴史があります。
それぞれのカラーに違った魅力がありますが、戦争の混乱の中、必死に生活してきた当時のワーカー達に思いを馳せながら着用して頂くのも良いのではないでしょうか?とのブランド側の想いも込められたカラーです。
とにかくタフでいて上品さも併せ持つ贅沢な素材なのです。