FOB FACTORY(エフオービーファクトリー )より、日本最初期の幻の力織機「GL3」で作られたデニムプルオーバージャケットをご紹介。
前開きのGジャンが登場する以前の原点とも言えるプルオーバータイプのデザインと言うのもそそられるのですが、やっぱり目玉となるのはGL3で織られたこの14オンスのセルビッチデニム生地。
力織機のパイオニアとして大正時代から続く豊田自動織機(トヨタ自動車の源流企業)。
同社が生み出したのが日本最初期の力織機[GL3]。
セルビッチデニムの黄金期とも言われる1950年代から稼働し短い期間のみ生産された幻と言われる力織機で現存する物は数台しかないうえ、半世紀以上も前の力織機のため交換パーツもなく、熟練職人の調整が必要な為、現在では稼働する事すら難しい織機です。
大変な労力とメンテナンスに加え、1 時間に5mほどしか織れないという生産効率の低さもネックに。
しかしながらセルビッチデニムが当たり前の全盛期の力織機で織られたデニムは、ヴィンテージデニムの質感に最も近い織り具合に仕上がり、機械的に作られたムラ感ではなく「GL3」だからこそおこる不均等なムラ感、荒々しく武骨感のある独特の生地に織り立てられます。
こちらの生地はそのG3で製織されたしっかりとした厚みのある14オンスのセルビッチデニム生地。
GL3で製作されたこのデニムは、独特の不均等なムラ感、ザラついた質感を持ち、コンピューター制御の革新織機には出すことのできない、ヴィンテージな風合いを持っています。
経糸を超弱テンションで緩めに織ることで、手織りに近い柔らかさも備えた、こだわりのデニム生地なのです。
デザインに関しては、前立て、カフスの真鍮製のドーナツボタン、随所に使用されたリベット使いがクラシカルで男心をくすぐるディティール。
身幅にゆとりを持たせたボックスシルエット、ややショートな着丈がレイヤードしやすく今のスタイルにも映えます。
裾にミミが来るように身頃の生地目を横使いする事で、色落ちした時の雰囲気もいつもとは違う印象に。
両裾は浅めのスリットが入り、カン止め代わりのリベットがアクセントに。
さらに後ろ身頃側の裾に設けられたタックの止めにもリベットが。
パッチもレザー製を使用し、当時のディティールを再現した懐古的で武骨さのある一着です。
長く着込んで経年の変化を楽しんで頂きたい一着です。
是非ご検討ください。
◆実寸サイズ
(36)/着丈65/身幅54/肩幅45/袖丈58
(38)/着丈67/身幅56/肩幅47/袖丈59
(40)/着丈69/身幅58/肩幅48/袖丈60
(42)/着丈71/身幅60/肩幅49/袖丈61
(44)/着丈73/身幅62/肩幅51/袖丈63
◆モデル着用:170cm/62kgで(38)サイズ
◆素材:綿100%
◆カラー展開:WA.ワンウォッシュ
◆生産国:日本
スタッフ着用コメント(写真は身長170cm 体重62kgのスタッフが着用)
●スタッフ:YASU(身長170cm 体重62kg ウエスト78cm)
体型:標準、なで肩、肩幅狭め
通常:MかLを着用。
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38サイズを着用しました。プルオーバーということもあり、身幅はゆったりとしていて、特に違和感を感じることなく着用出来ます。肩幅もややゆとりがあり特に生地が突っ張る感じもありません。着丈は短めでレイヤードにも適していますね。中厚のインナーを着込む場合やルーズに着用したい場合は40、もしくは42サイズでもありですが、程よくジャストに着たいのであれば38サイズがオススメです。
●スタッフ:SAKU(身長176cm 体重66kg ウエスト80cm)
体型:標準体型
通常:パンツはMかLサイズ トップスはLかXL。
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40サイズを着用しました。身幅はゆったりとしていて、カットソーなどでは問題ありませんが、厚手のインナーを着込むと肩あたりの生地が少し突っ張ります。袖丈は丁度良く、着丈がやや短めでレイヤードとの相性も良くスッキリとしたシルエットが印象的です。僕の場合ジャストに着用するなら40サイズ、リラックスして着用したい場合や厚手のインナーを着込みたい場合は42サイズといった感じです。