波佐見焼の窯元、利左エ門窯で製作される、土物ならではの陶器のあたたかみと無機質な黒色のギャップが魅力のフルーツ皿をご紹介。
長崎のほぼ中央、人目をはばかるように四方を山々で囲まれた小さな町、波佐見。
波佐見町を含む九州北西部の肥前は、磁器発祥の地。
400年以上に及ぶ長い窯業の歴史があり波佐見焼としての名を知られる方も多いかと思いますが、知られるようになったのはごく最近のこと。
波佐見焼の特徴は、白磁の美しさと呉須(藍色)で絵付けされた繊細な染付の技術、そして人口約1万5000人の小さな町でも高品質・大量生産を可能にする分業制。
陶磁器の石膏型を作る「型屋」、その型から生地を作る「生地屋」、生地屋に土を収める「陶土屋」、その生地を焼いて商品に仕上げる「窯元」、陶磁器に貼る絵柄のシールを作る「上絵屋」。
様々な工房を経て、ひとつの製品が世に出されるわけです。
「利左エ門(りざえもん)窯」は波佐見焼発祥の地である稗木場に拠を構え、13代も続く歴史のある窯元。
波佐見焼は、ほとんどの窯元が磁器を焼いていますが、利左エ門窯は波佐見焼の中では陶器を作る希少な窯元。
利左エ門窯は、生地作りから焼成までの全ての工程をこなせる、波佐見焼では数少ない「職人集団」の窯元です。
土の素材や独自調合など幾種も手掛け、生地、釉薬、細工等、幅広い技術がギュッと反映された器は、技術に甘んじた懐古的なものだけでは決してなく、現代の生活に合うモダンでスタイリッシュなものが並びます。
土物ならではの陶器のあたたかみと無機質な黒色のギャップが魅力の利左エ門(りざえもん)窯で作られる「玄(くろ)」シリーズ。
器の端は焼き締め、中心はマットな黒色の釉薬が施され、コントラストの効いたシックなデザインが魅力です。
こちらはその玄シリーズの5寸半ほどのフルーツ皿。
黒色のうつわは、料理の色彩をより引き立てて、見た目に美しく美味しく見せてくれます。
カットフルーツやデザート、お漬物などの料理を盛り付けるのにちょうど良い、5寸半ほどの少し小さめのお皿です。
そしてモダンなデザインは、お部屋の雰囲気を損ねることなく、テーブルに華やかさを加えてくれるかと思います。
是非ご検討ください。
※器によってピンホール(気泡)が多く見られるものもありますが、こちらは不良ではございません。土物ならではのアジとしてお楽しみください。一つ一つ手作業で製作されているため、色ムラ・形が微妙に異なる場合がございます。予めご了承くださいませ。
◆実寸サイズ
(FREE)/直径(上部)約17cm/直径(底面)約8.5cm/高さ約3cm
※生産の特性上、誤差が生まれる場合もございますので採寸値は目安とお考え下さい。
◆素材:陶器
◆カラー展開:ブラック
◆生産国:日本